現在、フランス各地で反年金改革闘争が展開されているが、なかでも南東部の都市リヨンがあつい。あの『ふらんす物語』のリヨンである。ところで、フランス語には「破壊行為者」を意味する「カスールcasseur」という言葉がある。当局発表によれば、そのリヨンには「カスール」が1000人ほど潜んでいるそうだ。当地に駆けつけた内務大臣のオルトフーいわく「フランスはカスールのものではない」、サルコジいわく「カスールが勝利することはないだろう」。付け加えておけば、そのカスールたちはリヨンのみならず、マルセイユにもディジョンにもトゥールーズにもパリ近郊ナンテールにも大挙して出現してきている。
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