2008年6月25日水曜日

「g8大学サミット」は今回1回で終わります。

「G8大学サミット」という会議が6月29日から3日間ある。
http://g8u-summit.jp/

サステイナビリティとか言ってるけど、何が話し合われるのか全然わからない…
電話して聞いてみよう!

---「なぜ、そのようなことをお知りになりたいのですか?」
と言われた。
なぜ、「そのようなことをお知りになりたい」と聞く必要があるのか知りたいのですが、と言ったら
すっごい早口で意味がわからないことを言われました。

今回で終わるね、大学サミット。

2008年6月19日木曜日

法大弾圧映像ありました

ごめんなさい。先日書いた「法大弾圧映像が消された」、
ちゃんとYou Tubeにありました(法大文化連盟のブログにも転載)。
http://jp.youtube.com/watch?v=urcLdjEmNos&eurl=http://08bunren.blog25.fc2.com/blog-entry-17.html
TBSの動画サイトから消えたのは事実ですが、
この世から消え去ったわけではなかったです。深謝。


釜ヶ崎暴動 その2

承前。けさテレ朝のワイドショー「スーパーモーニング」で少し報道していた。
「コメンテイター」のうち、鳥越俊太郎は多少は知ってるらしく、
「仲介者のピンハネ、ケーサツの暴力がひどくて、
みんなそれにたいして怒ってるんだろう」といちおうちゃんと言っていた。
が、作家の江上剛(元銀行員、一勧)は、
「いまの非正規雇用のひとたち(いわゆる「ワーキングプア」ですね、と司会者が付け足した)
のほうが大変なんだから!」
と、あたかも「釜ヶ崎はマシ」みたいな発言。犠牲の累進性。
しかも「いまの非正規雇用」って、釜ヶ崎も非正規だっつうの。
「釜ヶ崎」を、地名ともども過去の、古い労働の話、みたいに扱う姿勢。
これはダメでしょう!
じゃあ いっしょに暴れている女子高生とかのことをどうやって説明するの?
くりかえす、『G8サミット体制とはなにか』を読みましょう。

2008年6月18日水曜日

釜ヶ崎暴動

釜ヶ崎で大変なことが起きている。
http://www1.odn.ne.jp/~cex38710/thesedays13.htm
なんでこれがちゃんと報道されないのか?
ニホンのマスコミの想像力は、「暴動」にたいしてきわめてやわである。

当惑なのだろうか、無視なのだろうか。

おれもリヤカーで突っ込みてえ! 機動隊のヘンな盾、ぶんどってぐちゃぐちゃにしてえ!

うるわしき野営者にして政治学者 栗原康の処女作『G8サミット体制とはなにか』
(以文社 2008.6 刊 
http://www.ibunsha.co.jp/index.html)には、
「暴動」には理由があること、人的暴力を先にふるうのはつねに当局であること、
が明快に述べられている。

マスコミのみなさん、どうかこれを読んで 釜ヶ崎を直視してください!

中村君、よかったね

イランで誘拐されて、ようやく解放されて帰国した横国の中村聡志君。
8か月もほんとうにたいへんでしたね。辛かったでしょう。
ぶじでよかった! おつかれさま! あやまることなんかぜんっぜんないぞ!
またぞろ「バカ大学生が」「救出その他に要したカネは当然こいつの自己負担だ」といった
愚劣な記事が散見されるが、気にするな!
こいつら、『相棒 劇場版』観てないのかな??
つうか いつどこに移動しようが人間は自由なんだぜ。
目的が何であれ、無条件にだ! わかったか!

2008年6月17日火曜日

「研究」は 資本に絡まれてぐさぐさになっている

「ヨーロッパの大学」という授業に出ている。
教授は「21世紀の大学は、資本に媚びる妾のようにではなく、
資本の首を刈ってその首と結婚するサロメ=マリアのようにあるべき」
と告げる、凶悪なるマラルメ研究者O先生である。

前半は講義で、ヨーロッパにおける「大学」の誕生から、
モダンの大学の発展と自己崩壊、
そしてポストモダン的状況を経て現在にいたる大学の(そして研究と教育の)
変容を精確に知る(それによって「大学」の概念と実体の更新=再興をはかる)
という内容である。
(後半は学生による発表がおこなわれる予定。)

大学史にかんする講義は
Christophe Charle et Jacques Verger, Histoire des universités(邦訳近刊)がベース。
「大学」をめぐる状況を考えるためのテクストは、
リオタール『ポストモダンの条件』、
デリダ『条件なき大学』(考えてみればこの2冊は、タイトルが問答になってるんだなあ)、
レディングス『廃墟の中の大学』、ブルデュー『パスカル的瞑想』。

先日の授業では、リオタールの考察にもとづいた、
「研究と教育のポストモダン的状況」についてのお話であった。
一言でいえば、

ポストモダン的状況のもと、「研究」と「教育」は 資本に絡まれて
調査や検証の「技術」、競争に勝ち残る人材を養成する「技術」
を云々するものになってしまい、
正当・不正、真・偽、美などをめぐる判断基準を失い、ぐさぐさになっている

ということであった。

講義をきいているといつも、O先生が荒野に立っているような気がする(さすがsymboliste!)。
ぱさぱさに枯れた平原で彼が語る「大学の再興」という言葉には、
リオタールの弔鐘よりも デリダの公言の響きがあって、
絶望のなかでしか生まれない希望があるということをわれわれに告げる。
O先生は 2年のサバティカルを経てこの4月にわれわれのもとに帰ってきた。
ある大学人が、「おれ、Oさんがいなくて2年もよくがんばったよなあ!」と言っていたけど、本当にそう思う。
良きものは何度でも回帰し、われわれに希望をあたえる。
ジルもジャックも居なくなってしまったけれど、おれたちにはO先生がいます。

2008年6月4日水曜日

法政大学おかしすぎる

法政大学 おかしい。
おととし以来ずっとおかしいのだが、おかしさが極まってきた。
はっきりいって めちゃくちゃ でたらめである。
(詳細は 法政大学文化連盟のブログを参照してください。
http://08bunren.blog25.fc2.com/blog-entry-19.html

しかも ケーシチョーは決定的映像を隠滅した。
5/29に33名もの学生らが逮捕されたのだけれど、
そのときの映像をおれは5/31(土)の夜、
TBSの動画ニュースサイト(http://news.tbs.co.jp/)でたしかに観たのだ。
大学の構内にコーアンがずかずか入ってきてやがる、ひでえ光景だ、
あっ殴りやがったひでえ! と、
大学において もっとも大学的でないことがおこなわれていることに ふつふつ怒りながら。
ところが、だ。ブログにあのひでえ動画を載せようとおもい、
6/2の月曜朝、ふたたびTBSのサイトをみてみると、
この動画ニュース自体が消えてなくなっていた。
それでもあきらめきれずに6/4(水)、もういちどみてみたら、
こんどは静止画像を添えた記事が載っている。
http://news.tbs.co.jp/20080529/newseye/tbs_newseye3863841.html

動画には、コーアンが ただ抗議しているだけの女子学生をぶん殴っているのがはっきり写っていた。
にぎりつぶしやがったな!
けど もうみちゃったもんね おれの記憶は消せないもんね!
TBSのサイトには 日付ごとのニュース一覧が載っているのだが、
「5/29のニュース」の一覧のなかで この法大の項だけ、「動画あり」を示すビデオのアイコンが無い。
TBS、屈しやがったな!


6/21アレゼールのシンポジウムで、この話題をぜひとりあげてください! ひどすぎます!

2008年6月3日火曜日

「『G8大学サミット』で語られないこと」

このシンポジウム、学生がいっぱい集まるよね。
太鼓持っていこうっと。

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アレゼール日本シンポジウム : 「『G8大学サミット』で語られないこと」

北海道洞爺湖サミットに先立ち、「G8大学サミット」なるものが6月29日から札幌で開催されます。どうして「G8大学」なのでしょうか。どうして「大学サミット」なのでしょうか。どうして日本のイニシアティブなのでしょうか。この9月にはイタリアのボローニャで「世界大学憲章」20周年記念のシンポジウムが開催されますが、600を超える世界の大学の学長が署名しているこの大学マグナカルタに、日本からは9つの大学しか署名していません。また日本は、国連の国際人権規約を批准していますが、そのなかの高等教育の漸進的無償化条項の受け入れを最後まで留保している3つの国の1つです。高等教育の無償化、大学の民主化、留学生招致などの問題が「G8大学サミット」で議論されないことの意味について考えます。

日時:2008年6月21日(土)15:00 – 18:00

場所:早稲田大学 早稲田キャンパス 1号館303教室

発表者:岡山茂(早稲田大学)、白石嘉治(上智大学)


主催:アレゼール日本(高等教育と研究の現在を考える会)http://areserjp.org/