5月22日、アルジェリア北西部にあるモロッコとの隣接都市トレムセン。税関検査をふりきって車で逃走した19歳のモロッコの青年が追跡をうけ事故死、うわさはすぐに広まり、事故現場から3キロ離れたトレムセンのBal EL Assa地区の約1000人が現場に移動、税関の駐車場に停めてあった317台の車両を燃やした。
これを蛮行というなかれ。治安弾圧と権力によるテロが横行するメトロポリスで、進行中の社会戦争を黙殺し、蜂起ひとつしない日常を安穏と送る人間こそ野蛮というべきである。少なくとも、車を燃やしたアルジェリアの1000人は隣国モロッコの青年の匿名の死にきっちり復讐できるほど洗練されているのだから。
これを蛮行というなかれ。治安弾圧と権力によるテロが横行するメトロポリスで、進行中の社会戦争を黙殺し、蜂起ひとつしない日常を安穏と送る人間こそ野蛮というべきである。少なくとも、車を燃やしたアルジェリアの1000人は隣国モロッコの青年の匿名の死にきっちり復讐できるほど洗練されているのだから。
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