2010年6月2日水曜日

Light our fire, Light all factories


世界が大学化しつつあるこんにち、
もはやブラック会社もスウェットショップもCSRもへちまもない。
企業によしあしはないし、
大学、サンディカ、共同、そして
人間の生や幸福ともっとも遠いところにあるのが企業性である。
関曠野がいうように(『現代思想』6月号/特集:ベーシックインカム)、
「グローバリゼーションの本質は貿易の拡大ではなく
権力エリートによる体制の危機の輸出」であり、
いまやそれらエリートたちはみずからの「輸出物」がもたらした恐慌にあおざめている。
おめでとう!

中国のひとたちも、ぜんぶ壊しちゃえばいい。
大企業がビビッている最近の例では、
広東省仏山市にあるホンダの変速機工場、
北京市にある現代(ヒュンダイ)系工場などでストがおきているようだ。
中国国内の労働争議数は、2003年の20万件余から
08年の70万件へと 5年間で3倍以上にふえている。
(この増加を08年の制度改正のせいとみる向きもあるが、
いずれ同じことだ。頭にきていることにかわりはない。)

「iphone」の部品等をうけおっている
台湾系大手電子機器EMSメーカー「鴻海精密工業」
(ブランド名はフォックスコン:富士康)の広東各工場では、
若者の自殺があいついでいる。
今年にはいって(公表されただけでも)12人が、
苛酷な労働環境にたえきれずみずから命を絶った。
「ここは地獄だ」――
自殺したひとたち、いまだ耐えしのんでいるひとたちの言葉である。
いまや地球上のあらゆる場所は、
ごうつくばりたちの天国(paradis fiscalの地球化)、
われわれにとっての地獄と化した。
15時間立ちっぱなし、私語厳禁、残業月に80時間超、月給3600円。
くだらぬ機械が1台紛失したといっては、
公安が労働者をリークのかどで尋問、暴行、あげく自殺。

どう考えてもおかしい。
われわれの幸福になんのかかわりもない機械をつくるために、
人間がくるしまなければならないなんて。
これって、いったいなんのため?
企業がお金欲しいから。国がお金欲しいから。
徳のすくない富裕者が、もっともっとお金欲しいから。
アップルもMSもGoogleもナイキも渋谷区も、ずっとわれわれを踏みつけにしたいから。
マッチポンプのポンプがまにあわなくて ちょうあせってるから。

そんな世界、われわれの手で、壊してしまうまでのこと。
その手で、槌で、鉈で、100円ライターで、わたしたちの心に火をつけて!

iphonnだのipadだの、みっともない腐れ機械のなにがそんなにいいの?
ケツ拭くこともできやしない。壊してしまおう。
機械をつくる機械は、槌でたたいてスクラップに。
たちさる前に、工場に火をつけて。
終わってるごうつくばりたちの知財神殿を破壊し、
われわれの世界を勝手にくりひろげよう。

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