2009年5月14日木曜日

ソルボンヌ大学のサイトに…


「学長たちが街頭に繰り出すとき」という記事を発見。写真つき(上)。3月24日の大学改革法の撤回をもとめるデモにパリ第4大学、第8大学学長が参加したというもの。横断幕(「学長たちは満足していない」)をかかげる左の人物がパリ第8大学学長Pascal Binczak、右がソルボンヌ学長Georges Molinié。学長はきっぱりと言う、「われわれは共和国の学校には賛成だが、ウォールストリートの学校には反対する」と。共和国か民主主義かという問題はさておき、重要なのは、かれがはっきりと学校(大学)を反ウォールストリート、つまり反資本主義だと語っている点である。大学のマネージメントに汲々とする日本の学長たちもそろそろ目を覚ましたらどうか。学長とは反資本主義者がつとめるのだ。そして大学とは反資本主義だ。日本は私立大学が多い?だから年間百万円の学費もしょうがない?知ったことか!「なぜわたしたち学生は年間100万円の学費を支払わなくてはならないのか」という学生たちの問いに真面目に答えてみろ。「なぜヨーロッパの大学はタダで日本ではそうではないのか」「なぜ学問するために糞みたいなバイトをしなくてはならないのか」という問いに、答えられるものなら答えてみろ。日本の学長たちは大学の成果を「社会に還元する」という。社会がそんなにエライのか。現行の社会が糞ではないとしたら何なのか。社会を生み出すのが大学ではないのか。とにかく学長はいますぐデモしろ!
http://www.univ-paris4.fr/fr/spip.php?breve340

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